こんにちは、チヲチヲー(TNポポ)です。SVシーズン15にてついにレート2000を達成することができました。今回は自分をここまで連れて行ってくれたポケモン達を称える意味でも構築記事を書かせていただきました。
ID NBM2PY
[構築経緯]
まだ藍の円盤ポケモンが解禁される以前、自分はシーズン終盤に近づくたびに増殖するキョジオーン入りの構築にボコボコにされる一方、自分で塩を使おうとすると相手の対策に後続ごと吹き飛ばされて非常に歯がゆい思いをしていました。
しかし塩を選出せず、相手の塩対策を返り討ちにできるポケモンを初手に置くと勝率が上がるのを感じ、以降は「塩を基本出さない選出方法を続けることが自分の勝ち筋なのでは」という考えをベースに構築を組むようになりました。
まず自分にとって使い勝手が良く、幅広い構築を相手できるあくび型アカツキを採用。
続けてあくびアカツキを見て貼ってくるみがわりに強く、またエースとしても優秀なスケショカイリュー。ステロ+アンコール+素早さダウンと初手要員として非常に優秀なコノヨザル。カイリューを止めに来るヤバソチャやモロバレルといった相手に強いエースとしてちょうはつトドロクツキを採用。
ここまで相手のアシレーヌが非常にキツイためかまどオーガポン、最後にキョジオーンに対受けループ対策を任せて構築が完成、塩とオーガポンを一番目と二番目に置くことであたかもキョジオーンを軸に戦うように見えるよう偽装した。
[コンセプト]
相手がキョジオーンを見て選出されやすいこだわり火力ポケモンや積んでくるポケモンをアンコールコノヨザルやオーガポンで対処し、あくびガチグマで起点を作って竜舞エースで全抜きする。
[個体紹介]
キョジオーン@たべのこし
テラス:ゴースト
特性:きよめのしお
性格:わんぱく
努力値:HB252D4
技構成:しおづけ のろい とおせんぼう
自己再生
最強の選出誘導枠にしてしっかりとした役割が与えられている自慢のポケモン。
この構築はどくびしを回収できるポケモンが存在せず、受けループと当たると非常にドヒドイデを初手に誘いやすい。そこを初手とおせんぼうでロックし、のろいを積んだりして時間を潰した後はゴーストテラス呪いでドヒドイデの体力を削ってTODの判定勝ちを狙う。レッドカードに触れることなく相手の体力を削れるため、対ドヒド受けルには必ず勝てた。
ドヒドイデが見えたからといって受けル以外に出すと初手ウーラオスあたりに剣舞やらみがわりやら好き勝手されて普通にボコボコにされるのであまりオススメしません。
選出率6位
かまどオーガポン@かまどのおめん
テラス:ほのお
特性:かたやぶり→おもかげやどし
性格:いじっぱり
努力値:H252A110B84D4S60
技構成:ツタこんぼう ウッドホーン じゃれつく 電光石火
後述のコノヨザルが動かしにくいときに先発に出したり、ステロを撒きたいが相手にサーフゴーなどが見えるときに選出した。初手連撃ラオスやパオジアンなどには殴り勝ち、その後後続を確認するという運用をする。
初手に来るランドロスが先に特性を発動させた場合、十中八九スカーフ飛行テラバでなぎ倒してくるため、初手でほのおテラスを切ることで有利に戦況を進めた試合が一回や二回ではなかった。
4枠目の技をはたきおとすやちょうはつなど別の有用な技に変える案もあったが、先制技が無いと困る場面のほうが多かったので今回は対面重視で石火を採用した。
選出率4位
テラス:はがね
特性:マルチスケイル
性格:陽気
努力値:AS252B4
技構成:りゅうのまい アンコール じしん スケイルショット
型の匿名性と襷マルスケ破壊性能で全抜きしていく最強エース。スケショカイリューはフルアタや竜舞3ウェポンで幅広く抜群を取っていくタイプも多いが、今構築ではアンコールを採用。
これによりめいそうを積んできたラティアスなどに一方的に竜舞を積んだり、あくびを打ってきたガチグマを無理矢理アンコして早起き勝負に持ち込むことができるようになった。
スケイルショットが当たりさえすれば最強である。当たりさえすれば。
選出率1位
アカツキガチグマ@オボンのみ
テラス:みず
特性:しんがん
性格:控えめ
努力値:H252B68C108D52S28
技構成:ブラッドムーン あくび めいそう→しんくうは 大地の力
ビジュアル的にも性能的にも大好きなポケモン。コノヨザルがステロを撒いた後あくび打ったりブラッドムーンしたりしてエースの全抜き体制を作っていく。カイリュートドロクツキどちらも体力満タンのウーラオスを削り切るにはやや心許ないので特にウーラオスを削ることを最優先に運用した。
技構成はめいそうとしんくうはを行ったりきたりしていたが、めいそうがあるとトリルガチグマ構築にやや強くなったり、しんくうはがあると取りこぼしを減らしたりできてどちらも強力。今回はめいそうを積む隙が限られていたので対面重視でしんくうはを採用。
テラスタルはじしんで抜群をつかれない点や水流連打をいまひとつにする点を評価して水テラスを選んだ。
選出率2位
コノヨザル@きあいのタスキ
テラス:フェアリー
特性:まけんき
性格:ようき
努力値:H180A60S252(意地連撃ラオスの水流+アクジェを高乱数で耐える)
技構成:ステルスロック アンコール ふんどのこぶし ローキック
素早さ低下技+アンコール+襷によりキョジオーンを潰しに来た多くの初手要員に対して仕事ができるイケメンモンキー。こだわり火力で押してくるパオジアンハバカミには言わずもがな、両ウーラオスに対しても対応でき、ブリジュラスにもステロやエレクトロビームをアンコールすることで後続が格段に動きやすくなる。
このタイプのコノヨザルは初手に来るハバカミが襷だったりあまえる型だったりするとロクに仕事できずに落ちてしまうが、そういったハバカミは基本初手キョジオーンに仕事されまくるのでほとんど選出されることはなかった。
特性は捨て台詞や威嚇対策にまけんき。怯み対策にせいしんりょくが欲しい試合やあくび対策のやる気が欲しい試合もあったが、どうせ特性変えたら急にまけんきが欲しくなりだすので…
選出率3位
トドロクツキ@ブーエナ
テラス:はがね
特性:こだいかっせい
性格:ようき
努力値:H132A84B132D4S156
技構成:竜舞 アクロバット はたきおとす ちょうはつ
迷走枠。カイリューがエースとして動かしにくそうな場合に選出する。S上昇するように努力値を振ったおかげで竜舞した後ブーエナツツミやカミに好き勝手されることがなくなり、はがねテラスのおかげでパオジアンの相手も一応こなせはする。しかしいかんせん火力が本当に足りないので飛行テラスでアクロバットの火力を上げるようにしたほうが良かった気がしている。
一時期「カイリューを出さない時のエース枠」ということを忘れてりゅうのまいをアイへに変えてアロコンを飛ばそうとしたりしてかなり迷走していた。
選出率6位
[選出]
基本選出
VS受けループ
キョジオーン+カイリュー+トドロクツキ
初手に出てくるドヒドイデが万が一交代してじわれヘイラッシャが出てきたときのためにアンコールカイリューを控えさせておく
ドヒドイデがいない場合は、ヘイラッシャなどキョジオーンへの突破手段を持つポケモンに注意してクレベースあたりをキャッチする
ママンオロチ+こだわりアタッカー
コノヨザル+カイリュー+オーガポンorトドロクツキorガチグマ
このタイプの構築は選出画面でキョジオーンを見ると多くの場合脱出パック持ちカミツオロチを初手に出してくる。それをローキックコノヨザルで強制退去させると今度はクイタンマンボウで襷を破壊した後、改めてこだわりアタッカーを通そうとしてくる。
1パオジアンの場合
悪テラスかみくだくに合わせてフェアリーテラスを切ってローキック。そうなれば残る受け駒は憤怒威力150に上がったコノヨザルとアタッカー2体で十分ねじ伏せられる。
2テツノツツミの場合
眼鏡水テラスハイドロポンプをよけたら勝ち
ヨザルが落ちた場合はカイリューを投げて竜舞を積む。
[重いポケモン]
フェアリーテラスアンコールでんじは渦カイリュー
まともに殴り合えるのがちょうはつトドロクツキくらいしかおらず、選出できていない場合は羽や渦をアンコールしてどうにかするしかない
あくびガチグマ対策
みがわりなどはまだアンコールしたりスケイルショットで強引に破壊することでなんとかなるのだが、突然ラム持ちに遭遇して積まれたりするとそのままゲームセットされる。
やたら早起きしてくる相手のポケモン達
あくびで眠っても目覚まし時計でも常持してんのかと言わんばかりにすぐ起きてくる。こっちのポケモンは大抵3ターンはぐっすり快眠しているというのに
なぜ相手のウーラオスははがねテラスされた上で最速起きしてくるのか…
[結果と感想]
TN:ポポ 最終515位 レート2004
自分は4災環境初期に最終レート2000達成できそうだったのに最終日付近で見事にボロ負けしてしまった前科があり、負けグセがついてしまったのか、長いことレート2000達成という目標を達成できずにいました。
今こうして高順位を達成できたのはひとえに自分の頑張りにポケモンが応えてくれたからと自負しております。みんな本当にありがとう!!
この構築は相手側がキョジオーン軸だと誤認してくれること前提に成り立っています。記事を公開した今、多分初手からアホみたいにあまえるでんじは襷カミがボコボコ投げられてズッタズタのグッチャグチャにされると思います。新シーズン勝ちたいなら他のトレーナー方の構築使ったほうが早いと思います。